しゃくとりむし
2020年(ねん)10月(がつ)。
うちでは9月(がつ)の始(はじ)めごろからプランターでラディッシュ(はつかだいこん)をそだてています。
そのラデッシュが大(おお)きくなって食(た)べごろになってきたある日(ひ)。
はちぼう(7さいのおとこのこ)が、
しゃくとりむしを見(み)つけました。
葉(は)の裏(うら)に上手(じょうず)に隠(かく)れていましたよ。
とても小(ちい)さくて、2匹(ひき)で同(おな)じはっぱにくっついていました。
シャクガ科(か)のイモムシです。
ガの幼虫(ようちゅう)ですね。
大人(おとな)になったらガになります。
ウスバフユシャクというシャクトリムシに似(に)ています。
だけど、ウスバフユシャクは冬(ふゆ)に出(で)てくるのと、
模様(もよう)がなんとなく違(ちが)うようで、
今(いま)の時点(じてん)でははっきりとはわかりませんでした。
このままラデッシュのはっぱで、育(そだ)つ様子(ようす)を観察(かんさつ)
することにしました。
これは、上(うえ)の写真(しゃしん)から4日後(よっかご)の様子(ようす)。
また隠(かく)れているけどおなかが
丸見(まるみ)え。
裏(うら)をのぞくと、こんな感(かん)じ。
前(まえ)より大(おお)きくなりました。
おなかに一番(いちばん)ちかいところにある脚(あし)は、
シャクトリムシの第5腹節の腹脚(だいごふくせつのふくきゃく)といって、
ほかのシャクトリムシにはない、特別(とくべつ)な足(あし)のことです。
足(あし)が多(おお)いから、
しっかりと葉(は)にくっつくことができて歩(ある)きやすそうだね。
この脚(あし)の特徴(とくちょう)がウスバフユシャクにそっくりなんだけど、はっきりとはわからないのです。
今日(きょう)もやっぱり、
2匹(ひき)で同(おな)じ葉(は)っぱにいたよ。
いつも一緒(いっしょ)で、仲良(なかよ)しの お友達(ともだち)のようだね。
顔(かお)が小(ちい)さくて少(すこ)し
きいろい色(いろ)をしています。
体(からだ)の模様(もよう)は
細(ほそ)くて白(しろ)い線(せん)がたくさん入(はい)っているね。
写真(しゃしん)を大(おお)きくすると、模様(もよう)が見(み)やすくなるよ。
上(うえ)の写真(しゃしん)から4時間後(じかんご)、食(た)べていたはっぱが
さらに食(た)べられていたのでそれも載(の)せますね。
同(おな)じはっぱが、半分(はんぶん)くらいに小(ちい)さくなっているのがわかるかな?
これからの成長(せいちょう)も観察(かんさつ)してみますね。
ここまで読(よ)んでくれてありがとう。